もうひとつの答え

ある子供がテストで0点をとった。お父さんが呼び出しをうけ、教室で三者面談することとなった。先生はお父さんにテストを見せ「お父さん、一番上の問題をやってください」と言った。
問題はこうだった。

「八十一個のみかんがあります。友達三人で同じように分けなさい」
その子は
「ミキサーにかけてジュースにしてわける」と答え×をもらっていた。お父さんが
「お前なんでそう書いたのか」と聞くと、
「だって、ミカンは大きい小さいがあるし、僕のが甘くて友達のが酸っぱかったらいやだもん」と。割り算をして二十七と答えるより友達おもいで素晴らしい。花○級の答えだ。

似たような話で、
「氷がとけたら何になりますか」という理科の質問で、
「春になります」と答えた子供の話を聞いたことがある。水と答えるよりはるかに感性が豊かである。

昭和天皇がある病院にいって医者に質問した。
「人間はなんで睡眠をとらねばならないのですか?」
それに対して、その医者は
「国民に布団屋もおりますから」と答えたそうだ。
天皇は医学的な答えをもとめたのかもしれないがこの先生は天皇の立場にたって答えた。

小さい視野で物事を考え答えを定義してしまうが、答えは必ずしも一つではない。自分の小さな正しさを押しつけることで失っている世界があるのではなかろうか

(2004年12月『永照寺だより』より)
by bongu04200420 | 2007-12-14 11:11

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