説法

あんまり大声でいうようなことでもないが、人間「こうなりたい」とちゃんと思った時点で、そうなるのだと思う(笑)30歳を超え残りの人生がどれ位あるのかわからない中、「どういう僧侶になりたいんだろう?」と模索中だ。まあ模索中ということはいつの日か結果がでるんだろう(笑)

法座でのお説教、法事での法話、老人ホーム、公民館、母校での法話…

どれも聞いてくれる人がいる中でお話をさせて頂く。かなり恵まれた環境が整っている。

「説法第一」と呼ばれたお釈迦様の十大弟子の1人、富楼那(ふるな)尊者。
遠隔地である西南地方のシュルナ国への説法を決意して、王舎城の竹林精舎に滞在しているお釈迦様を尋ねた、次のような会話が残っている。

富楼那「世尊よ。私は王舎城を出て、地方に布教に行きたいと思いますので、最後の教えをどうかお説きください」

仏陀「富楼那よ。汝はどこへ行こうと思っているのですか」

富楼那「世尊よ。わたしはスナーパンタ地方に行って布教しようと思います」

仏陀「富楼那よ。スナーパンタ地方の人々は気性も荒く、粗暴だと聞いています。もしかの地方の人々が汝を罵り、嘲るようなことがあれば、汝はどうするつもりですか」

富楼那「世尊よ。もしかの地方の人々が私を罵り、嘲るならば私はこう思うことでしょう。≪この地方の人々はとてもよい人だ。手を挙げて私を殴ったりしない≫と」

仏陀「富楼那よ。かの地方の人々が、もし手を挙げて汝を殴ったら、汝はどうするつもりですか」

富楼那「世尊よ。そのような場合は私はこう考えるでしょう≪この地方の人々はとてもよい人だ。私を棒でなぐったりしない≫と」

仏陀「富楼那よ。彼らが汝を棒で殴ったらどうするつもりか」

富楼那「世尊よ。そのような場合は私はこう考えるでしょう≪この地方の人々はとてもよい人だ。私を鞭で打ったりはしない≫と」

仏陀「富楼那よ。彼らが鞭で打ったりしたら汝はどうするつもりか」

富楼那「世尊よ。そのような場合は私はこう考えるでしょう≪この地方の人々はとてもよい人だ。彼らは私刀で切りつけたりはしない≫と」

仏陀「富楼那よ。彼らが刀で切りつけてきたらどうするつもりか」

富楼那「世尊よ。そのような場合は私はこう考えるでしょう≪この地方の人々はとてもよい人だ。私を刀で殺すようなことはしない≫と」

仏陀「富楼那よ。彼らが汝を殺したらどうするつもりか」

富楼那「世尊よ。そのような場合は私はこう考えるでしょう≪世の中には刀で自分の命を絶つものがあり、誰か自分を殺してくれないかと願う者さえいます。願わなくても命を絶ってくれた≫と」

仏陀「よろしい、富楼那よ。汝のような心がけでスナーパランタ地方に行けば、きっと多くの人々が真実の信仰を得るでしょう」


この逸話が示しているのは、自殺の肯定でも、究極のプラス思考でも、どMでもない。
真実の教えを伝えることの重大さだと思う。命をも超えた使命とでもいうか、本能とでもいうか…

法座でのお説教、法事での法話、老人ホーム、公民館、母校での法話…
どれも聞いてくれる人がいる中でお話をさせて頂く。かなり恵まれた環境が整っている。
温室だな…命をかけてでも伝えるという事には程遠い。
どれほどいい事をいっても「いのち」のこもっていない言葉は、ただの空虚な言葉を紡いでいるにすぎない。伝道って奥が深い。は~
by bongu04200420 | 2009-10-18 11:03

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