煩悩が己を守る
2008年 02月 22日
人間は、いきなり「おまえは間違っている」とか「お前はおかしい」と言われたらそれがたとえどんなことであっても拒否反応を示す。昔のブログにも書いたがそのいい例はこれだ。
小倉で僧侶研修会の後、懇親会があった。カツオの刺身が一人ずつお皿に並んでいた。先輩僧侶がその刺身を食べた瞬間、「やばい舌がぴりぴりする」と言った。私のは普通だった。先輩のを一口頂いたら「わあああ、くっさー」血の味しかしない。「これはやばい」ということになり店の人に言うと、何分後かに料理長が部屋に入ってきた。正座をしたので謝るのかと思いきや「すんません。旨味がですぎたもんで」「ええええええええ!」迷言だ。気付いたらこっちの舌の責任になってしまっていた。旨味と臭味の違いくらいわかりますから。
だから、「お前は煩悩を持ってることを自覚しろ」と坊さんに言われると当然拒否反応がでてくる。「あの人よりはましやわ」とか「一日一善してるもん」とか「888ケ所まいったもん」とか「除夜の鐘ついたもん」とか「親の金ぬすんだもん」とか「く○坊主」といわれるのが落ちなのだ。
しかし、毎回法話を聞いているとだんだん、「これ俺のことやん」となってくる。
小倉で僧侶研修会の後、懇親会があった。カツオの刺身が一人ずつお皿に並んでいた。先輩僧侶がその刺身を食べた瞬間、「やばい舌がぴりぴりする」と言った。私のは普通だった。先輩のを一口頂いたら「わあああ、くっさー」血の味しかしない。「これはやばい」ということになり店の人に言うと、何分後かに料理長が部屋に入ってきた。正座をしたので謝るのかと思いきや「すんません。旨味がですぎたもんで」「ええええええええ!」迷言だ。気付いたらこっちの舌の責任になってしまっていた。旨味と臭味の違いくらいわかりますから。
だから、「お前は煩悩を持ってることを自覚しろ」と坊さんに言われると当然拒否反応がでてくる。「あの人よりはましやわ」とか「一日一善してるもん」とか「888ケ所まいったもん」とか「除夜の鐘ついたもん」とか「親の金ぬすんだもん」とか「く○坊主」といわれるのが落ちなのだ。
しかし、毎回法話を聞いているとだんだん、「これ俺のことやん」となってくる。
by bongu04200420
| 2008-02-22 16:31