いのち

少し前の話だが、先輩が高い所から飛び降りた。
まわりからは「自殺未遂」と言われた。

しかし、先輩は以外なことばを口にした。

「全く死ぬつもりもなかった。気付いたら勝手に飛んでた」

「おぬしは鳥人間か~」

若い時から精神の病を抱えていて、ハイになるとなんでも出来るという錯覚になるのだろうか。

この場合、自死なのか。

癌や心筋梗塞のように「病」とは呼べないのだろうか。

そもそも人間が「自ら選んで死ぬ」ということってあるのだろうか?

やはり、自分と言う「因」に、いろいろな「縁」が重なり、「生きる」と「死ぬ」という選択ができない果が整った。

こう考えはおかしいかな。

ちゃかす問題ではないから、テレビやマスコミでこうも真っ向から討論する。
その結果、偽善的で、道徳的な言葉が空を切る。

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富士の樹海にあるという看板。富士の美しい景色を守りたい人の集まりは

「東京で死ね」と主張する。

死のうと思ってこの看板を見たら、俺なら笑うわ。

みんな知ってるよ。「いのちが大切」なことも「死んでは駄目」なことも。

「死んでは駄目」、「いのちは大切」という言葉を簡単に使うけど、そういう安易な言葉が人を傷つけることもあるのではないだろうか。

それが「出来ない自分」だから苦しいんじゃないですか。

「お前の死なんか景観をみだすだけで、糞程の価値もないものなんだ」といわれることで
「何くそ~そんなわけあるか」とDNAの根底に流れる生きる欲望に熱い炎が点火するのだ。


あるお母さんがマンションの上から飛び降り自殺しようとする娘に

「死ぬのは勝手だけど、内臓が飛び散り、他人に迷惑かけるからビニール袋に入って飛びなさい」

と冷静に言ったそうだ。娘は母親のあまりの冷静な対応に大笑いしたそうだ。


なんらかの方法で「死ぬのを馬鹿らしくする」というのも大切かもしれないな。

右へならえの感情論で

「死んでは駄目」という前に、その言葉を発す責任を考えないといけないんのではと思うのだった。


※この記事は大変デリケートな問題であること、いのちの尊厳をふまえた上で、書いたものです。けっして「いのちを大事にするな」ということではありません。また、傷つく方がいたとしたら申し訳ありません。
by bongu04200420 | 2012-10-15 10:45

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