共命から之メッセージ

『阿弥陀経』にお浄土に住む鳥の名前が六つ出てきます。その中に「共命之鳥(ぐみょうしちょう)」といい、美しい羽毛をもち、きれいな声で鳴く鳥がいます。体が一つで頭が二つある奇妙な鳥ですが、大切な法を説いています。

多くの共命の鳥の中でも、とりわけ素晴らしい鳥がいました。
しかし、二つある頭のいずれもが「わたしの頭の羽毛は比類なく美しく、声も世界一美しい」と確信し主張し合いました。そして互いに憎みあい争うようになり、遂には「片方さえ亡きものにすれば、この私が世界一になれる」と考えるようになり、ある日密かに毒を混ぜ、片方に食べさせました。食べた方はもちろん死にましたが、食べさせた方も体が一つですから、死んでしまいました。

この愚かな事件があってから、お浄土の共命の鳥は
「他を滅ぼす道は己を滅ぼす道、他を生かす道こそ己の生かされる道」と鳴き続けていると申します。これは鳥の姿に表された仏さまのみ教えであります。


とまあ有名な共命之鳥のお話だが、実際の暮らしに生かされなければただの寓話で終わってしまう。
嫌いな人に支えられている。嫌な出来事のお陰で・・・というのも勿論だが、あああ、こういうことなんだな。
という出来ごとに遭遇した。

お寺に大量の羽虫が発生した。
窓をあけたくらいではおさまらない。
これは大変と言うことで、即座にバルサンを炊いた。

まさにONSAIさんの記事そのものだ。

バルサンを炊いた後、住職があることに気付いた。

「クワガタが同じ部屋におるやないか」

住職がファイヤーマン並みにクワガタを救出した。

しかし、クワガタは瀕死の状態。

ピクピクしている。

娘の号泣している顔が頭をよぎる。

共命之鳥。その言葉は都合の悪いいのちを切り捨てた瞬間、遠いどこかで大好きないのちも殺すことになる。

まさに 共命之虫。

「うまくねえよ。そして遠くねえし。ワシャこんだけピクピクしとるがな」と小クワガタ師匠のピクピク突っ込みが胸を打つ。

今回使用したのはソフトなバルサンだったのか羽虫も数十匹生き残っていた。
「ごめんね~もうバルサンは炊くまい」と弱めの誓いをたてた。

それから数日、小クワガタ師匠は激うま昆虫ゼリーのお陰で、見事回復して普通の生活を送っている。
by bongu04200420 | 2012-09-08 08:53

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