タイ紀行②~僧侶の形~

タイは有名な仏教国だ。
百聞は一見にしかず

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キリスト教徒?の彼が空気に呑まれ、合掌してしまうというのだから仏教国以外のなにものでもない。自分も托鉢をしたことあるが、自分がしている時は見れないので人生で初めて托鉢の光景を見た。

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有難い光景だな。お布施の原点だもんな。
こういう姿を見ると「大乗仏教は上座部仏教より云々…」なんてこと言えないと思う。
この光景、この人々の姿、僧侶の姿が有難い。

それだけしかない。

僧侶になる人も様々、食っていけない農村部の家庭の子供がお寺に預けられる。
郊外の村に住む家族にはもう二度と会えないことの方が多いらしい。
幼くして寺院に預けられた子供の多くは、寂しさと不安の為、しばらくは涙がとまらない暮らしを強いられる。

父と子が別れる場面を映像で見たことあるが、胸がつまる思いがした。
本当は一緒に暮らしたいけど食っていけないからなくなく手放す。日本ではありえない。
一緒に住めるのに捨てる国だもんね。

二度と会えない。嗅覚で感じとった子供は親から離れようとしない。必要以上にまとわりつく。
しかし、どこかでこのぬるま湯からあがらねばならない。ああ、あがりたくない。
ああ、ああ、でも…意を決して寺院に預け後ろを振り向かずに、その場を去る父親。その背中にむかい
「とうちゃん、とうちゃん」と泣き叫ぶ子供。子供を取り押さえる寺院関係者。もちろん父の目には涙が溢れている。

こんな過酷な状況の中、修行を重ね成長していく僧侶たち。

親鸞聖人の時代にタイムスリップしたようだな。なんてことを想う。

タイには約3万の仏教寺院があって、約40万人の僧侶がいる。
僧侶はサンガと呼ばれる仏教団体に属することが必要で、サンガが厳しく管理する227の戒律に基づいた生活を送っている。僧の位階に関係なく、全ての僧が同じ木綿の黄衣をまとい、還俗しない限り衣を脱ぐことはできない。足下はビルケンのサンダルだったりするのだが(笑)

またサンガは、その頂点にタイ国王が立つ国家的な大組織で、タイ国王はタイの仏教の最高の体現者という構図をもつ。

タイ人にとっては、出家して一時的にでも修行僧になることは最大の功徳と言われており、息子が出家することはその家族にとって大きな徳を積んだことになる。そのため、男子は出家した後に初めて1人前として認められるという風潮もあることから、結婚前に親孝行の意味も含めて、1週間から1ヶ月程度の出家をする男性が多くいるのだ。プチ出家というやつだな…この辺は日本人っぽいな。

タイでは、僧侶は俗を捨て去った聖なる人々とされており、敬意を持って接することが必要だ。
僧侶は、女性に触れることも触れられることも禁止されていて、僧衣がちょっと触れただけでも修行を一からやり直さなければならない。
旅行者の女で「一緒に写真撮ってください」なんてことは絶対やってはならない。
僧侶も了承せざるを得ないは、戒律破るわで散々な想いをする。

市内を走るバスの中には僧侶専用の席が設けられていて、混雑時にも接触することのないように配慮されている程だ。

そう、僧侶に対して軽率な行動をとることを慎まねばならないのだ。
「一緒に写真を撮ってください」とかそんなしょうもない旅行の記録は必要無いのだ。
聖なるものに対する態度を考えなければいけない。
「一緒に写真を撮りましょう」と言おうものなら、僧侶は憤慨して寺からでてこなくなるに違いない。


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えええええええええええええ

坊さん、めちゃめちゃ笑顔やん。日本の僧侶とタイの僧侶の一枚でした。
by bongu04200420 | 2011-09-11 08:54

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