ふぉあぐら

昔、プロレスが好きだった頃、あるレスラーがこういう話をしていた。

「僕は体が小さかったから大きくなるため、師匠に、1日20杯ご飯を食べさせられた。途中で吐く日もあったし、胃が悲鳴をあげていた。目玉焼きをのせて食べるとだいぶましになった」

この場合、本人の意思があるからいいものの一部のガチョウは大変な目にあっている。

初夏に生まれた雛を野外の囲い地で牧草を餌に十分運動させて育て、基礎体力を付けさせる。
夏を越して秋になると狭い場所に閉じ込めて運動できないようにし、消化がよいように柔らかくなるまで蒸したトウモロコシを、漏斗(ガヴール)で強制的に胃に詰め込む強制給餌(ガヴァージュ)を1日に3回繰り返す。
これを1ヶ月続けると、脂肪肝になった肝臓は2kgに達するほどに肥大し、頭部と胴体を水平にする姿勢しかとれなくなるに至る。
フォアグラはこの段階のガチョウをしめて取り出し、余分な脂肪、血管、神経などを丁寧に除いてから、冷水に浸して身を締める。

これはフォアグラの製造過程である。

「どうぞ、食べなさい」
「おなか一杯です」
「もっと食べなさい」
「これ以上食べたら病気になってしまいます」
「病気になりなさい。食べなさい」
「もう限界です。これ以上食べたら死んでしまいます」
「死になさい」

世界三大珍味といえば聞こえはいいが、なかなかえげつない様な気もする。
そこまでして美味しいものを食べたいと言う人間の欲望は怖い物があるなぁ。

最近では食が贅沢になり、ナチュラルにフォアグラになっている人間も増えつつあるそうだ。
これはこれで、怖い怖い
by bongu04200420 | 2009-12-10 12:06

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