空クジ有り!

小倉祇園と言う祭りの夜店に凛を連れて行くことになった。

様々な露店が所狭しと並んでいる。「はしまき」「やきそば」「金魚すくい」「りんごあめ」「おめん」「くじ」
昔はときめいたな。ああ、そういえばこの辺にガーコはいたな。

その年によって流行する店は違うようだ。今年は「亀すくい」の前に行列が出来ている。
ムラカメからしたら「やっと時代が俺についてきたか」と言う感じ。「それにしても汚い水だな」
メダカ1匹50円。「高いなあ~」アイスパイン。「泥がついてんなぁ」
それにしてもこの兄ちゃん、人相悪いな~(人のことは言えんが…)

「荒」が目につく。あれほどはしゃいで、ウキウキした祭りの「実際の姿」が浮かび上がって見える。

凛は店には全く興味無く、芝生で走り回る。「うんこ」と「火のついた煙草」に最新の注意を払う。
そんな中、ゴムでできたおもちゃの金魚つりをすることになった。「しょぼいな~」とりあえずやってみるか。

僕がやることに、3匹つったところで大物を狙いすぎて紙の3分の1が破れる。
嫁に交代、嫁は「テレビチャンピオンで見た通りやってみる」といい、みるみる間に10数匹の金魚をゲット。
さすがにチープな紙製の網は破れ、釣れた分をビニール袋に入れてくれる…と思いきや、

「はい、この中から5匹選んでね」

ケチやな~。『5匹が上限』と言う意味不明なルールを適用してきた。
まあ、そんなに沢山は必要ないので5匹を選んだ。ちなみに全部赤。別に左と言うわけではない。

そうこうしていると、向こうから小学校高学年の男子が5人歩いてきた。
その会話が面白くて…

「俺、何回しても当たらんのよ。もう10回くらいしたけね」
「まじで。そうとう金つかっとうやん」
「おじちゃんに『これ当たり入ってないんやない?』って皆がおる前で言ったら『あれ、おかしいね。おじちゃんがやってみようか』って言っておじちゃんがやったら当たりがでたんよ」
「そうなん。すげーね」

すげくねーし!

当時、飾ってある「ファミコン」が本当に当たると信じていた。
何回やってもみたこともないようなガラクタしか当たらなかった。
「昨日は2人、ファミコンが当たった」というダフ屋の兄ちゃんの甘いトークは嘘3000だった。
今の僕には「はてなのくじ」だが、あの少年にとっては任天堂DSやウィーを狙う一獲千金のチャンス!

なんかこの少年たちの会話にキュンとなった。懐かしさと泥臭さと阿保くささが入り混じった複雑な感情が
僕の胸を締め付けた。

凛もそのうちこの「はてなのくじ」の虜になるかもしれない。
そんな姿をそっと見守ろうと思う。たとえシャボン玉が当たり続けても(笑)
by bongu04200420 | 2009-07-19 17:42

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