赤シャツ

市民劇場に年に数回通っているのだが、昨日は夏目漱石の「坊ちゃん」の赤シャツが主人公の

「赤シャツ」という芝居だった。

坊ちゃんの赤シャツと言えば、どちらかといえば悪もの役というイメージがある。しかし、赤シャツが主人公になればなにかと誤解されてしまう不器用な男となってしまう。むしろ坊ちゃんや山嵐(堀田先生)の方に否を感じてしまう。ドラマは主人公中心に話が展開するので見る側は主人公に感情移入しやすい。

仮面ライダーもショッカーが主人公なら、きっとショッカーの世界征服という壮大な夢に共感する人もいるだろう(わからんが…)

自分の人生の主人公は自分。他の人の人生の主人公は他の人。あたりまえだが、人間の世界に確固とした善も悪もないんだろうな。

心に残ったフレーズ

「ケートは窓から外をながめる。小児が球を投げて遊んでいる。彼らは高く球を空中になげうつ。球は上へ上へとのぼる。しばらくすると落ちてくる。彼らはまた球を高くなげうつ。再び。三度。
なげうつたびに球は落ちてくる。なぜ落ちるのか、なぜ上へ上へとのみのぼらぬかとケートが聞く。
「巨人が地中に住む故に」と母が答える。
「彼は巨人引力である。彼は強い。彼は万物を己の方へと引く。彼は家屋を地上に引く。引かねば飛んでしまう。小児も飛んでしまう。葉が落ちるのを見たろう。あれは巨人引力が呼ぶのである。本を落す事があろう。巨人引力が来いというからである。球が空にあがる。巨人引力は呼ぶ。呼ぶと落ちてくる」

by bongu04200420 | 2009-06-30 08:33

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