激しく叱咤する菩薩

優しいだけじゃね…

何年か前に流行った言葉(流行ったっけ?)
つまり、ここでいう「優しい」は浅はかな優しさであったり、頼りない位の意味しか持ってない。
本当の優しさは相手の側に立って物事を考えることから生まれてくるのかもしれない。

源信僧都は恵心院のお堂に来る鹿をいつも青竹で叩いてはおいかえしていたらしい。
餌付けをしていた弟子は
「お師匠さん、あんまりじゃありませんか。これではいかにも鹿が可愛そうです。」と直訴した。

それに対して、源信僧都はこう答えた。
「もし、この比叡の山にわしとお前達だけが住んでいるのなら、わしもあの可愛い鹿たちに餌を与えたい。だがこの山にはあの鹿を捕まえようとわなを仕掛けたり、弓矢を携えて待ち伏せしている者もいるではないか。ここでわし達がこの鹿を可愛がってやったらどうなると思う。弓矢を持っている人間にまですり寄っていくだろう。
そうなると、鹿はわざわざ殺されに行くようなもんではないか。鹿たちのことを本当に思うなら、人間というものはこんなにも恐ろしいものなんじゃと、鹿に教えてやることが一番大事なことであろう。だとしたら殴ってでもそれを鹿たちに教える以外方法はあるまいが…」

源信僧都の智慧の深さに弟子達は感心した。

by bongu04200420 | 2009-03-11 17:13

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